心と身体に優しい生活 

千葉市在住、夫と2人暮らし。フリーランス、旅と日々の生活のリズムを大切に生きる。

「ハロルドが笑う その日まで」北欧映画感想 IKEAの創始者を誘拐

「ハッピーな映画が観たい気分」と話していたのにアマゾンプライムで探して行き着いたのは、ちょっと変わった、こちらの映画。

 

ノルウェーで家具店を営む店主が、「IKEA」の登場で店を失い、最愛の妻を失くし、その復讐のためにIKEA創始者を誘拐するというお話。

 

引っ越してからちょこちょこ船橋IKEAにお世話になっている千葉市民としては興味深い内容なので、観てみることに。 スウェーデン語なので言葉は1つもわかりません。字幕です。

 

先日フィンランドの映画、「365日のシンプルライフ」を観て思ったのですが、北欧の映画は静かに淡々と進むけれど、小さな笑いと、強いメッセージ性を感じるものが多い気がします。

 

日本でも「ニトリ」「IKEA」など、手頃で便利な家具店が一気に人気になって、それまでみんなどこで家具を買っていたのだろうと、この映画をみるまではあまり疑問に思いませんでした。

 

実家の家具はさすがに、「ニトリ」「IKEA」ができる前に揃えていたので、うちの場合はだいたい「東京インテリア」でした。格は違えどやはり大型チェーン家具店。

 

一箇所に定住せず、引っ越しや転勤を繰り返す若者世代には、大きくて立派な家具を買うことはできないし、つい、お手軽で、いつか壊れても捨てても良いと思える、数千円〜1万円前後の商品を選んでしまうんですよね。

 

そして、「北欧風」というワードも、なんだか魅力的。

 

この映画の主人公からしたら、自分で組み立てて、数年で壊れてしまう家具なんて、「デタラメの詐欺のような店。クズのような家具。」ということ。

 

そんな風に、使い捨てとなってしまった家具。

「一生モノ」の家具を買う覚悟が30代になった今もあまりない。

 

時代が変わったのか、人が変わったのか、ただ便利になっただけなのか、

私たちがいつかまた「一生モノ」にたどり着けるには裕福になるしかないのでしょうか?

 

ジャンルは違えど、千葉は「イオン」の倉庫。

大型スーパーの誕生に苦しめられ、消えゆく小売店、商店の存在を知りながらも、便利さと安さには勝てない日々の暮らし。

イオンの存在が大きすぎるのか、周辺には他のスーパーさえほとんどありません。

 

そして、それらの大型家具店、スーパーは悪者にされがちだけれども、少なからず客に寄り添った経営努力をしているのも事実。

 

そんなことを色々と考えされる映画でした。