世間で話題のなかなか支給されない持続化給付金。
私と同じ、タイトルの条件の方で困っている方が大勢いらっしゃるので、このブログの趣旨とはズレるのですがわたしの入金までの道のりを共有させていただきます。
私の申請条件
・個人
・2019年度 白色申告
・B-1新規開業特例
・開業届なし◀️ここが問題
これで困っている方が大勢いらっしゃり、私も試行錯誤しながら4回の申請を通してやっと入金されたので私の場合を共有します。
*大変残念ながら承認の条件が厳密に定まっておらず、担当スタッフや申請日によって対応が異なるので、一概に絶対に大丈夫とは言えません。責任は取れませんのでご理解いただける方のみ参考までにご覧ください。
*そもそも持続化給付金て?どうやって申請するの?という説明は割愛しておりますので、上記条件に当てはまり困っている方のみ続きご参照ください。
特例の条件
B-1.新規開業特例(2019年1月から12月までの間に開業した者に対する特例)
私の場合は2019年4月末に正社員を退職し、同年5月1日からフリーランスとして働くようになりました。
アルバイトでもパートでもなく、「個人事業主」という形態をとり、某旅行会社と業務委託契約を結びました。
何の知識もなく、制約なく好きな時間に好きな場所で働ける勤務形態って良いな〜と思いぼやっと始めたので、開業届も出しておらず、青色申告申請もしていなかったのでそのまま初めての確定申告を2020年3月初旬に白色申告で済ませました。
申請に必要な書類
1. 2019年分の確定申告書類
2. 対象月の売上台帳等
3. 通帳の写し
ここまでは問題なし。2は手書きでも自作のエクセルでも何でもOKです。
私の場合は収入がゼロになったので、エクセルの表の空欄続きの欄外に、2019年5月分の収入ゼロ、と記載。
問題はここから・・・
4. 個人事業の開業・廃業等届出書(開業日2019年12月31日以前かつ提出日2020年4月1日以前)
又は、事業開始等申告書(開始年月日2019年12月31日以前かつ申告日が2020年4月1日以前)
又は4’ 開業日、所在地、代表者、業種、書類提出日の記載がある書類
え、開業届って何?知らないよ、いるの?
ないから業務委託契約書でいいか!
業務委託契約書に開業日と業種の記載はないけれど、良いかなと思い4`に2019年5月1日付の業務委託契約書のみ添付し提出。
見事に撃沈。
4回の申請書類
1回目:6月2日申請→6月5日(金) 不備メール
申請書類:4`に2019年5月1日付の業務委託契約書のみ添付し提出 →不可
やっぱ開業届なきゃダメか・・・と思い、提出日は過ぎているけどもその日中に税務署に直行。
6月5日(金):税務署で「開業届」提出
綺麗にはっきり令和2年6月5日の受領印を押される。(当たり前)
無理&ダメ元で持続化給付金の事情を話して、何とかなりませんかと食い下がる迷惑だけと切実に困っていることを説明する市民...(わたし)
「この提出日じゃ持続化給付金の申請が通らないんです。どうしたら良いですか?」
と、お門違いにも税務署職員に相談するわたし。親切にも、「相談窓口」に通してくれました。
30分後窓口にて
「税務署としては提出日の押印を今日の日付で受理することしかできません。」
「・・・ですよね〜・・・・ でも・・・・」と色々と事情を説明したら、
「白色申告で確定申告されたということは、収支内訳書を作成されていますよね?それが4`の書類になりませんか?」とアドバイス。
お〜、確かに!
収支内訳書は、4`開業日、所在地、代表者、業種、書類提出日の記載がある書類になりうるかも!
収支内訳書を見せると税務署職員の方が、「確定申告の際には枠内の金額のみチェックされるので、空欄でも受理されたのですがここは記入した方が良いです。」
と親切にもご指摘いただいたのが、こちら。
「令和□□年分収支内訳書(一般用)」と、(自□□月□□日 至□□月□□日) の箇所。
なるほど!ここに令和01年自05月01日 至12月31日と記載すれば、これで事業を始めた日がわかりますもんね!
と、とても大きな収穫があった気分で帰宅。
やはり窓口違いでもプロはすごいと関心した日でした。
2回目:6月5日(金) 申請→6月9日(火) 不備メール
申請書類:開業届は手に入ったけど、どうせ提出日が2020年4月1日を過ぎているから無理だ・・・と思い、4`に令和元年度収支内訳書のみ添付し提出
さらに確定申告に収受印がない場合の追加書類(納税証明書、e-taxの受信通知)に、e-taxの送信表を添付 (1回目は受信日が右上に打刻されているから不要かと思い添付せず、2回目以降は添付し続ける。ちなみにこれも税務署の方の指摘。(大感謝))
→しかし不可
何だ〜やっぱりダメなのか〜・・・どうしたらいいの?と、このころになって、ツイッターでリサーチを始め、業務委託契約書のみ、提出期限の過ぎた開業届で申請通りました。という方々のツイートを発見。
え、そうなの?
じゃあ、ダメもとでトライするだけしてみよう!ということで
3回目:6月10日(水) 申請→6月12日(金) 不備メール
申請書類:4に提出期限が過ぎた開業届
加えて
せっかくだから収支内訳書も業務委託書も証拠書類になるだろうと思い
○2019年の所得税青色申告決算書または収支内訳書(1)に青色じゃないから不要なはずだけど白色の収支内訳書を添付(上述の通り年度、日付記載済み)
○その他必要な書類に業務委託契約書添付(上述の通り開業日の記載はなく締結日のみ)
→しかし不可
3回目の不備は、きっと提出日が過ぎた開業届なのに、4の提出書類選択の際に「開業届」として提出したからダメなんだ!と思い4回目は4`「その他の書類」を選択して添付することに。
4回目: 6月12日(金)申請→6月17日(水) 入金確認
6月13日(土) 午前3時:【お知らせ】現在の確認状況と今後のご連絡についてという今まできたことないメールと共に、ログインすると「赤枠」が表示される。「あ、噂の永遠に消えない赤枠、ついに来てしまった....」と思いました。しかし、6月16日(火) 申請から4日後、ふとログインしたら赤枠が消えている!そして、6月17日(水)入金確認
申請書類:
4の開業届ではなく4'の「その他の書類」として提出期限が過ぎた開業届を添付
加えて
○2019年の所得税青色申告決算書または収支内訳書(1)に白色の収支内訳書を添付(上述の通り年度、日付記載済み)
○その他必要な書類に業務委託契約書添付(上述の通り開業日の記載はなく締結日のみ)
4回目申請時のマイページ
分かりやすいように持続化給付金マイページ貼り付けました。↓↓↓
ファイルは全て、開かなくても何が添付されているか分かりやすいように名称をつけ、業務委託契約書はアピールのために開業日(業務委託契約日)もタイトルに入れました。
ちゃんと読んで欲しいという願いを込めて・・・
提出した業務委託契約書の書式例
複数の方から業務委託契約書の書式を見せて欲しいというリクエストをいただいたので、完全一致ではありませんがほぼポイントとなりそうな記載事項には相違がない見本を作りましたので添付します。↓
※PDFが複数枚でも同じファイルとして繋がって入れば複数ページの書類の添付は可能です。私のものも実際には第12条まで様々な今回の申請には関係の無いようなお断りの記載があり、2ページ分でした。
開業届の提出日の記載について
開業届に手書きで日付を記載するかどうかについて
税務署で提出の際に、「ここは記入する必要がありますか?」と税務署の担当者に聞くと、「収受印に日付が押されますので不要です。」
と言われましたので、記載しませんでした。そのまま送りました。
このポイントで迷われている方もいらっしゃるようなので追記させていただきました。
願わくば2019年5月1日提出と書いて出したい気持ちすらありましたが
誤魔化しようのない令和2年6月5日の印鑑が押されました。
ブルーの印鑑は目立ち過ぎるので白黒でスキャンしました(ささやかな悪あがき)
もちろん、税務署職員に確認し、開業日はさかのぼって申請できるとのことでしたので開業・廃業等日の欄は2019年5月1日で提出しました。
不備の時と入金の時のメールの違い
*繰り返しますがあくまで私個人の体験のお話です。
不備の時(1回目〜3回目)
件名:【重要】持続化給付金情報をご確認ください
内容:
申請番号: JXXX
XXXX様
先日ご登録いただいた申請情報もしくは添付書類の内容に不備がございました。・・・(以下省略)
入金の時(4回目)
件名:【お知らせ】現在の確認状況と今後のご連絡について
内容:
申請番号: JXXX
XXXX様
現在、申請いただいている入力情報および証拠書類等を照合し、内容を確認しておりますが、申請内容に不備がある、または一部の特例を利用されているため、手続きに時間を要しております。・・・(以下省略)
あぁ、初めて一部の特例を利用していることが認識され、証拠書類等を照合してくれているんだな、と嬉しく思いました。
それまでの不備の内容はそもそもトンチンカンで、「申請された収入と給付金の金額が一致しません(記憶曖昧)」という、「特例(年度途中の新規開業)なのだから当たり前じゃ〜ん!怒」というもの、+「開業届として認められない書類」の二点セットだったのですが、3回目の開業届の添付を始めた頃から、「金額が一致しません」はなくなりました。
やはり、期限が切れていても、スタッフの方に理解してもらうには開業届の存在は重要なのだと思いました。
まとめ
・提出期限が過ぎていても今からでも開業届を提出する
・提出期限が過ぎている場合4ではなく4`その他の書類として提出する
・収支内訳書の年度、日付を記載し「2019年の所得税青色申告決算書または収支内訳書(1)」に添付
・あれば業務委託契約書も「その他必要な書類」に添付
別の書類や方法で申請が通った方、サポートセンターで相談しても、業務委託契約書で大丈夫と言われた方、ダメと言われた方、提出期限の過ぎた開業届では不可と言われた方、など、様々です。また、赤枠が消えた後不備メールがきた方もいるようです。
私はサポートセンターは一度も利用しませんでしたが、残念ながら現段階では、相談した方次第、承認担当した方次第、人によりけりの結果となっているようです。
これから整備徹底されてどのように変わるかわかりませんが、現時点では、同じ書類でも通る場合と通らない場合があるので、同じ書類でも基本的なミスが無い場合なんどもチャレンジするのは無駄では無いように思われます。
どうか必要な方に、1日でも早く届きますように。
最後になりましたが、持続化給付金の支給に関わる全ての方々、本当にありがとうございました。
長文最後までお読みいただきありがとうございました!
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普段は映画レビューや趣味ブログを書いており、他のページに有益な情報はありませんのでご注意を!笑
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それでももしどんな人物かご興味持っていただければ、紹介ページだけでもご覧ください。